2013年6月14日金曜日

8長兄・平井久司20130419逝く

享年88歳(満86歳)21歳違いの兄貴が逝った。納棺の儀式をしたのは初めてであった。細い身体に旅支度の装束を家族が付けるもので、身体は冷たくなってるが耳は聞こえているとの説明があり、『身支度の手伝いをしたら耳元で語りかけてください』との教えを頂き、悲しみと別れが更に現実的になった。 兄は長岡中学の出で、卒業生の中に洋画家高村真夫(しんぷ)がいて、親父がマサオと付けるに当たり兄が『真夫』を提案してくれたと聞いている。建築設計と水彩画を描いている私にとって名前は啓示となった。兄はどんな先輩方より年上の長岡高校の先輩であり、兄弟の多い私にとって目標であり自慢であった。沢山の孫や甥っ子姪っ子に囲まれ兄貴は幸せそうだった。家族だけの質素で濃密な葬儀であった。これからも兄貴を思い出しながら書き残してゆきたい、私の可愛い甥っ子姪っ子たちのため。に。